安けりゃ良い

随分 昔の話だけど
同窓会 友人が会話の途中で いきなり
テレビのリモコンを テーブルに投げて
これ ナンボで出来ると思う? と みんなに聞いた
答えは 100円
嘘かホンマか 詳細は不明ながら
その時は 愕然とした

当時 日本が円高で 苦しんでいる時代だった
海外から 安い部品を調達して なんとかコストを下げる
国内の外注さんには 悪いけど 価格はお話にならなかった
ただし 納期と品質は 全く別
コンベアに供給するには 納期と品質は絶対
資材調達部門の我々は その板挟み 毎日が地獄のようだった


上司が 海外に出張
台湾の業者と部品の購入をお約束
間に入った 業者は 通関には精通していたらしいが
メーカーに納入の経験なし

耐久性検査のため サンプル100個 到着
数日でアウト
第2回目 第3回目 いずれもアウト
通関業者は この辺りで逃げ
やっぱり 無理だったか と思っていたら

台湾業者から 電話
工場長とかで 日本語が話せる

なぜ アウトなのか
なぜ そんなに厳しい検査をするのか
何度 試験を繰り返す積りか
最初は穏やかだったが 段々エキサイト

あなた達日本人が 我々台湾人にしたことを
思えば それくらいの事が 
何故 許せないんだ!!!

それと これとは 別ナンデスガ・・・(^^;
試験の内容を確認して も一度送って下さい
合格するまでは どうしても 採用できないんですよ
そう言うのが 精一杯

数か月後 通関業者から電話があった
台湾から 大量の部品が船出
裁判になるので 証人として出て欲しい
どうやら あの工場長
見切り発車で 船積みしたらしい

裁判の件は 上司が片付けたらしいが
日本の品質検査の厳しさを 碌に伝えず
安けりゃ良い で取引開始
当時
あちこちで このような悲喜劇が
繰り返されておりました。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました